日本学会事務センターの破産と現状、事務局の移転、正会員・賛助会員年会費の納入について
日本蛋白質科学会ニュースレター Vol. 4, No. 4 (204) 発行日 2004年8月13日
日本学会事務センターの破産と現状、事務局の移転、正会員・賛助会員年会費の納入について
ニュースレター Vol.4, No.3 で日本学会事務センターの「預かり金流用問題」についてご説明いたしました。その後、説明会での経緯の説明(有坂理事出席)、7月23日付けの理事長名で送付された「お預かり金の保全について」の説明文などから、外部機関による再建支援の可能性の示唆もあり、学会の日常業務には大きな影響は無さそうな観測もありました。しかしながら、8月6日に開始した民事再生法の申立が裁判所により棄却される事態となり、従って学会事務センターは8月9日の時点で破産となりました。10日には職員は全員解雇され、法律的にはすべて保全管理人の管理下に置かれています。これにともなう会員業務継続などについては、会長室をはじめ理事会にて鋭意対応策を検討中ですが、現状におきましては特に次の2点にご注意ください。
- 新規入会等の申し込み・問い合わせにつきましては、急遽移転しました下記の新事務局へご連絡下さい。
日本蛋白質科学会事務局: 日本蛋白質科学会会長室
〒192-0392 東京都八王子市堀之内1432
東京薬科大学生命科学科大島研究室内
Tel: 0426-76-7134 Fax: 0426-76-7145
E-mail: pssj@protein.osaka-u.ac.jp - 正会員・賛助会員年会費につきましては、新たな口座を開設するまでの間、しばらくお振込をお待ちくださるようお願いいたします。
会員の皆様には、しばらくの間、ご不便をおかけする事態もあると思われます。今後も適宜、ホームページ(http://www.pssj.jp/)を通じて情報をお伝え致しますので、事情をご賢察の上、ご理解・ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。
学会事務センター(光岡知足理事長)と民事再生申立代理人名で蛋白質科学会に寄せられた「民事再生申立・保全管理命令のお知らせとお詫び」を下記に掲載します。
学会関係者各位
民事再生申立・保全管理命令のお知らせとお詫び
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、突然のことで誠に恐縮ですが、財団法人日本学会事務センターは、平成16年8月6日、東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立を致しました。しかしながら、8月9日に、同地方裁判所は民事再生手続き申立を棄却し、同日、保全管理命令が発令されるに至りました。
保全管理命令が発令されたことにより、当センターの管理処分権は全て裁判所から選任された保全管理人に移り、当面、当センターの保有・占有する資産は逸出することのないように保全管理人によって管理されることとなります。
このような事態になりましたことを、心よりお詫び申し上げます。
現在、保全管理人において、当センターの資産及び業務の掌握を進めており、皆様からお預かりしております各学会名義の預金通帳、印鑑につきましては、保全管理人による確認作業が終わり次第、保全管理人から皆様に返却させて頂く予定ですので、今暫くのご猶予を頂きたくお願い申し上げます。
直近の学会・小委員会等に関わる業務につきましては、出来うる限り支障を生じないような措置を裁判所及び保全管理人にお願いしてございますので、結論が出ましたならば各担当者を通じてご連絡差し上げます。
また、会費につきましては送金を停止されたく、お願い申し上げます。
以上のとおり、取り急ぎ、現状の概略をご報告致しますが、改めて皆様に民事再生手続申立に至った経緯及びお詫びをさせて頂き、併せて今後の手続についてご説明を差し上げたく、下記のとおり、説明会を開催させて頂きたいと存じます。
記
日 時 平成16年8月17日(火)午後3時
場 所 東京厚生年金会館ウェルシティ東京(通称「新宿厚生年金会館」)
東京都新宿区新宿5−3−1
(電話 03-3356-1111)
地下一階 ロイヤルホール
なお、誠に恐縮ですが、会場の関係により各学会様につき出席は1名様のみでお願い致します。
皆様には多大なご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。重ねてお詫び申し上げます。
敬具
平成16年8月10日
財団法人日本学会事務センター
理 事 長 光 岡 知 足
民事再生申立代理人
弁 護 士 小 田 修 司
同 松 田 大 介
同 伊 藤 信 彦
会計担当理事 熊谷 泉
庶務担当理事 有坂文雄