第11回蛋白質工学研究会ワークショップ
蛋白質のX線結晶解析とX線溶液散乱
開催日時 2025年6月17日 15:30〜18:00
開催場所 アクリエ姫路
主催 日本蛋白質科学会、蛋白質工学研究会
オーガナイザー 内山 進、白井 宏樹
概要

日本蛋白質科学会では産官学の研究交流・情報交換を積極的に推進する活動を行うため、2013年に蛋白質工学研究会を設置しました。その活動の一環として、特に産業界から要請の強い話題について最先端の話題を数名の演者に御講演頂くワークショップを定期的に開催しております。

本年は本ワークショップに先立って同日に行われる蛋白質基礎講座との連携企画として、蛋白質のX線結晶解析とX線溶液散乱の産業における利活用をテーマにワークショップを開催します。X線を利用した蛋白質の解析の歴史は長く、構造解析を中心に利用されてきました。蛋白質基礎講座ではX線を用いた構造解析の基礎を専門家より学ぶことから、本ワークショップでは、実際の装置構成や最新の解析アプローチ、そして、製薬企業における利活用について、紹介頂きます。

プログラム
  1. 「第11回ワークショップについて」内山 進(大阪大学)
  2. 「蛋白質のX線結晶解析・溶液散乱の産業利用」井上 豪(大阪大学)
  3. 「電子密度トポグラフィー:溶液中の蛋白質分子の3次元投影」松本 崇(リガク)
  4. 「X線結晶構造解析で探るタンパク質の反応とその可能性」水島 恒裕(兵庫県立大学)
  5. 「結晶解析–溶液散乱を駆使した相関構造研究」藤間 祥子(NAIST)
  6. 「製薬企業における蛋白質のX線溶液散乱解析」福田 正和(中外製薬)
  7. 「おわりに」前仲 勝実(北海道大学)
第10回蛋白質工学研究会ワークショップ
蛋白質の分光測定の産業における利活用
開催日時 2024年6月10日
開催場所 札幌コンベンションセンター
主催 日本蛋白質科学会、蛋白質工学研究会
オーガナイザー 内山 進、白井 宏樹
概要

日本蛋白質科学会では産官学の研究交流・情報交換を積極的に推進する活動を行うため、2013年に蛋白質工学研究会を設置しました。その活動の一環として、特に産業界から要請の強い話題について最先端の話題を数名の演者に御講演頂くワークショップを定期的に開催しております。

本年は本ワークショップに先立って同日に行われる蛋白質基礎講座との連携企画として、蛋白質の分光測定の産業における利活用をテーマにワークショップを開催します。蛋白質の分光計測の歴史は長いものの、近年も装置改良並びに解析プログラムの改良が行われており、抗体医薬をはじめとするバイオ医薬品の分野などにおいて分光による物性評価は重要な位置を占めています。

蛋白質基礎講座では分光学の基礎を専門家より学ぶことから、本ワークショップでは、実際の装置構成や最新の解析アプローチ、そして、製薬企業における利活用について、紹介頂きます。

プログラム
  1. 「はじめに」中川 敦史(大阪大学)
  2. 「第10回ワークショップについて」内山 進(大阪大学)
  3. 「蛋白質の分光測定の産業利用について」内山 進(大阪大学)
  4. 「蛋白質の分光測定の解析方法」大山 泰史(日本分光)
  5. 「蛋白質の分光測定装置の紹介1」日本分光
  6. 「蛋白質の分光測定装置の紹介2」堀場製作所
  7. 「製薬企業における蛋白質の分光測定の活用」齋藤 智(中外製薬)
  8. 「おわりに」前仲 勝実(北海道大学)
第9回蛋白質工学研究会ワークショップ
抗体創薬を深く議論する =AI、engineeringからformulationまで=
開催日時 2023年7月4日
開催場所 名古屋国際会議場 4F 141+142
主催 日本蛋白質科学会、蛋白質工学研究会
オーガナイザー 内山 進、白井 宏樹
概要

日本蛋白質科学会では産官学の研究交流・情報交換を積極的に推進する活動を行うため、2013年に蛋白質工学研究会を設置した。その活動の一環として、特に産業界から要請の強い話題について最先端の話題を数名の演者に御講演頂くワークショップを定期的に開催している。第9回蛋白質工学研究会では、「抗体創薬を深く議論する =AI、engineeringからformulationまで=」と題して、ベンチャー企業、製薬企業での先端的取組を紹介いただいた。

プログラム
  1. 「はじめに」内山 進(大阪大学・工学研究科)
  2. 「Beyond Antibody: VHH創薬の挑戦」土屋 政幸(株式会社EME・取締役)
  3. in silico free energy scoreを用いたVHHの点変異によるTm向上」富本 裕介(アステラス製薬・バイオロジクス研究室長)
  4. 「機械学習を取り入れた進化分子工学aiProtein®技術によるタンパク質医薬創出」浜松 典郎(株式会社レボルカ・シニアディレクター)
  5. 「AIを用いた抗体分子設計 ~米国製薬企業との共同創薬パイプライン事例~」小川 隆(株式会社MOLCURE・代表取締役CEO)
  6. 「抗体医薬品の処方設計」中山 智仁(株式会社ユー・メディコ・開発研究部研究員)
  7. 「総合討論」白井 宏樹〈司会〉(理化学研究所・計算科学研究センター)
  8. 「おわりに」中川 敦史(大阪大学)
第8回日本蛋白質工学研究会ワークショップ
開催日時 2022年6月6日
開催場所 つくば国際会議場 B会場
主催 日本蛋白質科学会、蛋白質工学研究会
オーガナイザー 内山 進、白井 宏樹
参加者数 現地 35人、ウェブ 60人
概要

日本蛋白質科学会では産官学の研究交流・情報交換を積極的に推進する活動を行うため、2013年に蛋白質工学研究会を設置した。その活動の一環として、特に産業界から要請の強い話題について最先端の話題を数名の演者に御講演頂くワークショップを定期的に開催している。第8回蛋白質工学研究会では、蛋白質の質量分析・質量計測に焦点をあて、国内のアカデミア研究者とメーカーのサイエンティスト・ケミストより基礎から最近の進展までを紹介いただいた。

プログラム
  1. 「はじめに」津本 浩平(東京大学)
  2. 「第8回ワークショップについて」内山 進(大阪大学)
  3. 「質量分析の基礎」明石 知子(横浜市立大学 大学院生命医科学研究科)
  4. 「蛋白質の質量分析1」韮澤 崇・坂本 太郎(ブルカージャパン株式会社)
  5. 「蛋白質の質量分析2」肥後 大輔(サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社)
  6. 「蛋白質の質量分析3」廣瀬 賢治(日本ウォーターズ株式会社)
  7. 「質量分析による蛋白質の相互作用・構造解析」内山 進(大阪大学)
  8. 「質量分析によるタンパク質複合体解析」明石 知子(横浜市立大学 大学院生命医科学研究科)
  9. 「蛋白質のマスフォトメトリー(測定原理)」武田 公利(株式会社ユー・メディコ)
  10. 「蛋白質のマスフォトメトリー(測定例)」志波 公平(レフェイン株式会社)
  11. 「おわりに」中川 敦史(大阪大学)
第7回蛋白質工学研究会ワークショップ
2000年以降に発展した蛋白質工学関連計測解析技術
開催日時 2021年10月5日
開催場所 大阪大学銀杏会館での対面講演+ZOOMオンラインのハイブリッド
主催 日本蛋白質科学会、蛋白質工学研究会
オーガナイザー 内山 進、白井 宏樹
参加者数 現地 19人、ウェブ 122人
プログラム
  1. 「はじめに」津本 浩平(東京大学)
  2. 「2000年以降に発展した蛋白質工学関連計測解析技術」内山 進(大阪大学)
  3. 「滴定型熱量測定」長門石 暁(東京大学)
  4. 「質量分析・超遠心分析」内山 進(大阪大学)
  5. 「分析・計測機器メーカー等からの装置・技術紹介」7社(マルバーン、ライフサイエンスソリューションズ、DKSHジャパン、ベックマン・コールター、ブルカーダルトニクス、サーモフィッシャー、日本電子)
  6. 「クライオ電子顕微鏡」加藤 貴之(大阪大学)
  7. 「エックス線技術・クライオ電子顕微鏡」井上 豪(大阪大学)
  8. 「今後の展望」井上 豪(大阪大学)
  9. 「おわりに」中川 敦史(大阪大学)
第6回蛋白質工学研究会ワークショップ
蛋白質医薬における相分離現象の理解と産業利用可能性
開催日時 2020年11月6日 14:00〜17:00
開催場所 ZOOMオンライン
主催 日本蛋白質科学会、蛋白質工学研究会
オーガナイザー 内山 進、白井 宏樹
概要

日本蛋白質科学会では産官学の研究交流・情報交換を積極的に推進する活動を行うため、2013年に蛋白質工学研究会を設置しました。その活動の一環として、特に産業界から要請の強い話題について最先端の話題を数名の演者に御講演頂くワークショップを定期的に開催しております。本年度のワークショップは、『蛋白質医薬における相分離らしき現象の理解と産業利用可能性』と題し、5名の専門家にご講演頂き、また、計測機器メーカー関連の方々からの装置やアプリケーションをご紹介頂きますなお、今回は新型コロナウイルスの影響によりオンラインでの開催となります。是非、皆様のご参加をお持ちしています。

プログラム
  1. 「はじめに 蛋白質医薬における相分離の現状」内山 進(大阪大学)
  2. 「高分子(物理)科学的理解」杉山 正明(京都大学)
  3. 「計算科学的理解」河野 秀俊(量子科学技術研究機構)
  4. 「酵素連続反応と液–液相分離」浦 朋人、白木 賢太郎(筑波大学)
  5. 「分析機器メーカー等からの技術紹介」(ライフサイエンスソリューションズ、DKSHジャパン、ベックマン・コールター、アントンパールジャパン)
  6. 「蛋白質医薬産業からの報告1」長谷川 淳(大阪大学(元第一三共))
  7. 「蛋白質医薬産業からの報告2」長谷川 春樹(アムジェン)
  8. 「今後の展望」白井 宏樹(アステラス製薬)
第5回蛋白質工学研究会ワークショップ
産業展開と構造生物学
開催日時 2019年6月23日 15:00〜18:30
開催場所 神戸国際会議場 5F 502
オーガナイザー 津本 浩平(東京大学)、児嶋 長次郎(横浜国立大学)
参加者数 現地 70人
概要

2019年度大会前日の6月23日(日)15:00〜18:30に、第5回蛋白質工学研究会ワークショップ『産業展開と構造生物学』を、神戸国際会議場にて開催した。日曜日開催にもかかわらず約70名の参加があり、質疑応答も活発で盛況なワークショップとなった。

プログラム
  1. 「LassoGraft Technology®による新規バイオ医薬品モダリティの創成」高木 淳一(大阪大学、ミラバイオロジクス株式会社)
  2. 「先端的NMR基盤の活用による産学における研究開発」木川 隆則(理化学研究所)
  3. 「安定同位体利用NMR技術の高度化と事業展開」寺内 勉(SAILテクノロジーズ株式会社)
  4. 「効率的なクライオ電子顕微鏡の運用とその成果」岩崎 憲治(筑波大学)
  5. 「CRISPR-Cas9の構造解析と機能改変」西増 弘志(東京大学)
  6. 「結晶スポンジ法:低分子/タンパク質の空間捕捉と分子構造解析」藤田 誠(東京大学)
第4回蛋白質工学研究会ワークショップ
蛋白質工学と理論・インシリコアプローチ
開催日時 2018年6月25日 15:00〜18:30
開催場所 朱鷺メッセ2階 中会議室201
オーガナイザー 白井 宏樹(アステラス製薬)、津本 浩平(東京大学)
参加者数 現地 90人
プログラム
  1. 「蛋白質工学によるDNAポリメラーゼの機能改変」石野 良純(九州大学農学研究院)
  2. 「理論計算を用いた膜蛋白質の耐熱化法の開発』村田 武士(千葉大学 大学院理学研科)
  3. 「FR3への荷電アミノ酸導入による抗体分子の親和性改変技術」福永 淳(シスメックス)
  4. 「MOEによるバイオ医薬品設計支援」東田 欣也(モルシス)
  5. 「BIOVIA Discovery Studioを用いた抗体設計」髙岡 雄司(ダッソー・システムズ・バイオビア)
  6. 「コンピュータを用いた抗体工学研究」黒田 大祐(東京大学 工学系研究科)
  7. 「大規模分子計算によるタンパク質の改変設計」星野 忠次(千葉大学 大学院薬学研院)
第3回日本蛋白質工学研究会ワークショップ
小分子抗体関連技術
開催日時 2017年6月19日 15:00〜18:30
開催場所 仙台国際センター E会場(仙台国際センター展示棟 会議室4)
オーガナイザー 津本 浩平(東京大学)、白井 宏樹(アステラス製薬)
プログラム
  1. 「低分子化抗体精製用アフィニティクロマトグラフィー担体の開発」吉田 慎一(株式会社カネカ バイオテクノロジー開発研究所)
  2. 「高品質な一本鎖抗体の創製に向けた物理化学的手法による評価」森岡 弘志(熊本大学 大学院生命科学研究部 薬学系)
  3. 「ラクダ科動物由来VHH抗体の基盤的な研究開発」赤澤 陽子(産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門 次世代メディカルデバイス研究グループ)
  4. 「次世代シークエンサーを用いたファージライブラリーからの低分子抗体のデザイン」伊東 祐二(鹿児島大学 理工学研究科)
  5. 「新しい低分子抗体フォーマットFv-claspとその結晶化シャペロンとしての応用」高木 淳一(大阪大学 蛋白質研究所)
  6. 「構造ゆらぎ制御による小型抗体代替分子の創出」門之園 哲哉(東京工業大学 生命理工学院)
企業現場のニーズと先端蛋白質科学との接点を探るシンポジウム
開催日時 2016年11月16日
開催場所 東京大学・武田先端知ビル5F 武田ホール
主催 日本蛋白質科学会
オーガナイザー 白井 宏樹、白木 賢太郎、津本 浩平
プログラム
  1. 「挨拶」廣田 里香(アステラス製薬株式会社 バイオサイエンス研究所)
  2. レクチャー「蛋白質の溶解と凝集の基礎知識」平野 篤(産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門)
  3. 基調講演「抗体創薬における物性問題と回避法」津本 浩平(東京大学 大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻)
  4. 「蛋白質凝集テクノロジー」白木 賢太郎(筑波大学 数理物質系)
  5. 「蛋白質凝集/可溶化制御タグを利用したバイオ医薬品製造法」野中 孝裕(味の素株式会社 バイオ・ファイン研究所)
  6. 「天然変性蛋白質は別の蛋白質の凍結を保護する」廣明 秀一(名古屋大学 大学院創薬科学研究科 構造分子薬理学分野)
  7. 「卵白蛋白質の底力 -凝集の食品分野への活用-」半田 明弘(キユーピー株式会社 研究開発本部)
  8. 「アモルファス凝集とアミロイド線維の区別および疾患関連性」後藤 祐児(大阪大学 蛋白質研究所)
  9. 「蛋白質科学会の取り組み」後藤 祐児(日本蛋白質科学会 会長)
  10. 「総合討論」司会:内山 進(大阪大学 工学研究科 生命先端工学専攻)
第2回蛋白質工学研究会ワークショップ
開催日時 2015年6月23日 15:00〜18:00
開催場所 D会場(あわぎんホール4F 会議室3+4)
主催 日本蛋白質科学会、蛋白質工学研究会
オーガナイザー 西川 光郎(大塚製薬)、前田 宜丈(協和発酵キリン)、津本 浩平(東大・工、医科研)
概要

日本蛋白質科学会では産官学の研究交流・情報交換を積極的に推進する活動を行ううため、2013年に蛋白質工学研究会を設置しました。その活動の一環として、特に産業界から要請の強い話題について最先端の話題を数名の演者に御講演頂くワークショップを開催しています。今回のワークショップは、基礎研究だけでなくバイオ医薬品等の開発研究でも特に要請の強い「蛋白質の機能発現における糖鎖機能研究」について、4名の専門家に御講演頂きます。バイオ医薬品開発に関心をお持ちの産業界の方はもとより、アカデミア研究者のご参加を歓迎します。ふるってご参加ください。

プログラム
  1. 「インテリジェントな糖が教えてくれる生命の奥の深さ」笠井 献一(帝京大学 名誉教授、元薬学部生物化学教室)
  2. 「グライコフォームイメージングと糖タンパク質の細胞内動態解析」鈴木 匡(理化学研究所 糖鎖代謝学研究チーム)
  3. 「糖鎖の3次元構造ダイナミクスと分子間相互作用」加藤 晃一(自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター 生命動秩序形成研究領域・生命分子研究部門)
  4. 「バイオ医薬品に生かされている糖鎖制御及び糖鎖分析の実際」斎藤 誠嗣(協和発酵キリン株式会社 東京リサーチパーク 創薬基盤研究所)
第1回蛋白質工学研究会ワークショップ
開催日時 2014年6月24日 15:00〜18:00
開催場所 D会場(ワークピア横浜 3階やまゆり)
主催 日本蛋白質科学会、蛋白質工学研究会
オーガナイザー 前田 宜丈(協和発酵キリン)、津本 浩平(東大・工、医科研)
プログラム
  1. 「NMRによるタンパク質被認識部位の同定法」高橋 栄夫(横浜市立大学 大学院 生命医科学研究科)
  2. 「Applications of Amide Hydrogen/Deuterium Exchange-Mass Spectrometry (HDX-MS) for Drug Discovery」Yoshitomo Hamuro(Department of Biochemistry and Biophysics, University of Pennsylvania)
  3. 「High Mass MALDIとクロスリンク技循を用いた蛋白質複合体/相互作用解析」板東 泰彦(エーエムアール株式会社)
  4. 「Deimmunization of therapeutic proteins driven by computational protein design」Chris Bailey-Kellogg(Stealth Biologics, LLC)