蛋⽩質の分光学のための構造的基礎と蛋⽩質の分光学の基礎
開催日 2024年6月10日
開催場所 札幌コンベンションセンター D+E会場(107+108)
オーガナイザー 養王⽥ 正⽂、内⼭ 進
概要

⽇本蛋⽩質科学会が発⾜した2000年頃から蛋⽩質を医薬品として⽤いるバイオ医薬品が徐々に増加し、現在では売上げの上位の⼤部分はバイオ医薬品となっている。そうした中で蛋⽩質医薬品の創薬や製造における分光学の重要性と必要性が認識されており、⾚外、ラマン、円⼆⾊性といった分光学的⼿法について、継続して装置や⼿法開発が進められている。そこで今回の基礎講座では、蛋⽩質の分光学を理解するための構造的基礎および蛋⽩質分光学の基礎について学問的第⼀⼈者より講演頂く。

プログラム
  1. 「赤外ラマン分光法による蛋白質の構造研究」尾崎 幸洋(関⻄学院⼤学)
  2. 「タンパク質の動き:振動から大規模運動へ」⽊寺 詔紀(横浜市⽴⼤学)
標的蛋白質の生産と構造機能解析に関する基礎講座
開催日 2023年7月6日
開催場所 名古屋国際会議場
オーガナイザー 村⽥ 武⼠、前⽥ 宜丈
概要

ワークショップやポスターで議論される先端研究事例とは別に、それらを理解するための基礎知識を提供する場として「基礎講座」を開催した。今回は、AMED BINDS共催として、学⽣や分野外の産官学の研究者を主な対象に蛋⽩質科学研究に重要な①標的蛋⽩質の発現精製、②精製サンプルを⽤いた物理化学解析、③精製サンプルを⽤いた⽴体構造解析、④得られた構造情報を⽤いた計算機解析の基礎と現状について、その道の専⾨家から分かりやすく概説いただいた。

プログラム
  1. 「はじめに」村⽥ 武⼠(千葉⼤学)
  2. 「標的蛋⽩質の発現精製の基礎講座」村⽥ 武⼠(千葉⼤学)
  3. 「蛋⽩質の物理化学解析に関する基礎と近年の動向」⻑⾨⽯ 曉、津本 浩平(東京⼤学)
  4. 「オーソドックスなクライオ電⼦顕微鏡単粒⼦解析のプロセス」⾕ ⼀寿(三重⼤学)、岩崎 憲治(筑波⼤学)
  5. 「蛋⽩質科学における分⼦シミュレーション」池⼝ 満徳(横浜市⽴⼤学)
  6. 「おわりに」前⽥ 宜丈(アクシル・キャピタル・アドバイザーズ)
AlphaFold時代にこそ重要性を増す蛋⽩質分光学の基礎講座
開催日 2022年6月8日
開催場所 つくば国際会議場 B会場
オーガナイザー 内山 進、加藤 昌彦
参加者数 現地 40人、ウェブ 60人
概要

分光機器は研究者も学⽣も普段から淡々と蛋⽩質のキャラクタリゼーションに⽤いる便利なツールとなっているが、原理や限界の理解が浅いと思わぬ落とし⽳にはまることがあるし、創意⼯夫も困難である。そこで、古くて新しい「分光学」に関する基礎を学び直し、蛋⽩質科学の先端研究事例の把握・議論を促進することを期待して本講座「AlphaFold時代にこそ重要性を増す蛋⽩質分光学の基礎講座」を開催した。

プログラム
  1. 「はじめに」内山 進(大阪大学)
  2. 「AlphaFold時代にこそ重要性を増す蛋白質分光学の基礎講座:概論」高橋 聡(東北大学 多元研)
  3. 「AlphaFold時代にこそ重妻性を増す円二色性分散計の基礎講座」鈴木 仁子(日本分光株式会社)
  4. 「AlphaFold時代にこそ重要性を増すアンサンブルおよび一分子蛍光分光法の基礎」高橋 聡(東北大学 多元研)
  5. 「AlphaFold時代にこそ重要性を増すNMR分光学」児嶋 長次郎(横浜国立大学 理工学部)
  6. 「AlphaFold時代にこそ重要性を増す振動分光学」水谷 泰久(大阪大学 大学院理学研究科)
蛋白質科学の基礎講座
開催日 2019年6月25日
開催場所 C会場(神戸国際会議場 3F レセプションホール)
オーガナイザー 児嶋 長次郎、白井 宏樹
概要

企業参加者、分野外の研究者に対して、蛋⽩質科学に関する基礎を概説する。今年は4つのトピックス(蛋⽩質物性、構造、シミュレーション、蛋⽩質⼯学)に関する基礎について解説。先端研究事例の把握・議論を促進することを期待。

プログラム
  1. 「蛋白質の凝集・共凝集・相分離」白木 賢太郎(筑波大 数理物質)
  2. 「X線結晶解析・NMR・電子顕微鏡・AFMを統合した相関構造解析」神田 大輔(九大 生医研 構造生物)
  3. 「蛋白質科学における分子シミュレーション」池口 満徳(横浜市大 生命医、理研 医科学イノベハブ)
  4. 「蛋白質工学の基礎技術:蛋白質機能の設計と分子進化」上田 宏(東工大 研究院 化生研)
蛋白質科学の基礎講座
開催日 2018年6月27日
開催場所 B会場(3階 中会議室301)
オーガナイザー 白井 宏樹
概要

企業参加者、分野外の研究者に対して、蛋⽩質科学に関する基礎を概説する。今年は4つのトピックス(蛋⽩質構造、物性、データべース/インフォマテイクス、シミュレーション)に関する基礎について解説。先端研究事例の把握・議論を促進することを期待。

プログラム
  1. 「タンパク質の安定性への添加剤の効果:定性的理解」平野 篤(産総研 ナノ材料)
  2. 「蛋白質の立体構造の理解とその産業応用へのヒント」廣明 秀一(名古屋大 創薬科学)
  3. 「タンパク質インフォマティクスのためのデータ統合」水口 賢司(医薬基盤・健康・栄養研究所 バイオインフォマティクスプロジェクト)
  4. 「蛋白質科学における分子シミュレーション」池口 満徳(横浜市大 生命医、理研 医科学イノベハブ)