第4回J-PARC国際シンポジウム「J-PARCの将来とJ-PARCが創る未来」(J-PARC2024)
https://j-parc.jp/symposium/j-parc2024/
茨城県東海村のJ-PARC(大強度陽子加速器施設)では、素粒子・原子核から物質・生命までの多彩な実験を通じ、宇宙の成り立ち、物質の起源とその成り立ち、そして生命の起源といった基礎科学から、市⺠の生活に直結する、タイヤのゴムやリチウムイオン電池などの産業応用に至るまで、幅広い研究が行われています。2009年にJ-PARCの全施設が稼働を開始して以降、加速器のビーム出力は年々向上し、現在ではほぼ設計出力でのユーザー運転が実現されており、世界有数の実験施設として多くの成果を生み出しています。本シンポジウムでは「JPARCの将来とJ-PARCが創る未来」をテーマとして、15年にわたるJ-PARCにおける研究を総括するとともに、J-PARCのこれからの展開、そして、世界における今後の実験施設・加速器施設へのJ-PARCで生み出された技術・経験の波及について、専門的かつ網羅的な議論を行うことを目的としています。これらさまざまな研究分野において、多様な専門性を有する世界トップレベルの研究者と若手研究者が一堂に会し議論を行うことは、まさに本シンポジウムのテーマである将来・未来を切り拓く機会となることが期待されます。
10月14日には市⺠公開講座を実施し、J-PARCに関連する素粒子原子核物理学や中性子を用いた基礎科学から産業利用にいたるまで幅広い最先端の研究について、市⺠にわかりやすい講演をお願いすることにしています。
10月15日から17日の国際シンポジウムでは、著名な研究者に講義していただくプレナリーセッションのほか、異分野融合を目的とした合同セッション、専門的な議論を展開するパラレルセッションおよびポスターセッションを企画しております。
開催概要
開催⽇程 | 2024年10⽉14⽇(⽉・祝)〜 18⽇(金) |
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開催場所 | ⽔⼾市⺠会館(〒310-0026 茨城県⽔⼾市泉町1丁⽬7-1) |
主催 | J-PARCセンター(⼤学共同利⽤法⼈⾼エネルギー加速器研究機構、国⽴研究開発法⼈⽇本原⼦⼒研究開発機構) |
共催 | ⼀般財団法⼈総合科学研究機構(CROSS)、J-PARC/MLF利⽤者懇談会、中性⼦産業利⽤推進協議会、J-PARCハドロンホールユーザー会(HUA) |