基礎から学ぶ最新 NMR 解析法 第4回ワークショップ —創薬研究および産業研究における NMR—

2022年5月2日

創薬研究においては、薬剤分子や、そのターゲットとする生体分子の立体構造、相互作用、ダイナミクスについて総合的に評価し、設計指針を得ることが必要とされます。このような場面において、溶液中での分子について多面的な情報を与える核磁気共鳴(NMR)法は有効な創薬研究ツールとして活用されています。また、創薬のみならず、食品や化成品の研究等、様々な物性が混在する状況においても、NMR 法は様々な分解能で、有益な情報を与えてくれます。本ワークショップでは、創薬および産業研究における NMR および構造解析技術を題材とした講演会を開催します。アカデミックと企業の現役研究者の方にご講演いただき、創薬・産業研究とアカデミック研究の交流を目指します。

開催概要

世話人 齋尾 智英、竹内 恒、宮ノ入 洋平、八木 宏昌
日程 2022年5月19日(木)〜20日(金)
開催方法 Zoom によるオンラインセミナー
事前登録・詳細情報 https://nextnmr.jp
参加費 無料
主催 大阪大学 蛋白質研究所
協賛 日本生物物理学会 次世代 NMR ワーキンググループ

プログラム

5/19(司会:齋尾 智英)
13:00 – 13:50 前回セミナーの振り返り・今回の趣旨説明・基礎講座
竹内 恒
13:50 – 14:35 講演1-1 食品の研究開発と NMR
山口 秀幸 先生(味の素株式会社 バイオ・ファイン研究所)
14:45 – 15:30 講演1-2 細胞表面受容体の分子認識と創薬に向けた取り組み
前仲 勝実 先生(北海道大学薬学研究院)
15:30 – 16:15 講演1-3 創薬現場で17年間の NMR 活動を通じて思うこと(仮)
鳥澤 拓也 先生(中外製薬株式会社)
19:00 – オンライン懇親会
5/20(司会:齋尾 智英)
9:30 – 10:15 講演2-1 創薬をめざした NMR 法による RNA と低分子化合物の相互作用解析
河合 剛太 先生(千葉工業先進工学研究科)
10:15 – 11:15 特別講演2-2 Leveraging the power of computational methods for structure-based drug discovery.
Prof. Haribabu Arthanari(Harvard Medical School)
11:15 – 11:30 講評
宮ノ入 洋平