2009年度日本蛋白質科学会若手賞受賞者決定
蛋白質科学の若手研究者を奨励する目的で、昨年度から2つのカテゴリーで若手賞の表彰が始まりました。先日まで開催されていた第9回熊本年会で受賞者が決定いたしましたので、受賞者のお名前と授賞式の模様を速報としてお伝えします。
全日空ホテル(熊本市)において開催されました、第9回日本蛋白質科学会年会(山縣ゆり子年会長)の懇親会会場で2009年度の若手賞表彰式が行われました。200名を超える懇親会参加者が見守る中、山縣年会長により以下の3名の若手奨励賞受賞者が発表されました。
【若手奨励賞受賞者の皆さん】
- 2SA-2 猪股 晃介(京大・工)
- 2SA-6 塚崎 智也(東大・医科研)
- 2SA-9 真壁 幸樹(岡崎統合バイオセンター)
若手研究者の育成を目的に企画された蛋白質科学会の若手賞奨励賞ですが、本年も63名と多数の応募者があり、事前の書面審査により10名の招待講演者が選考されました。招待講演者の皆さんには、5月21日の午前中に開催された若手奨励賞シンポジウムにおいて、15分の招待講演を行っていただき、厳正な会場審査が行われました。
21日午後に開かれた審査委員会では、合計23名の審査委員のほとんどから、「いずれも非常にレベルの高い研究発表であった」の講評を頂きました。審査採点結果を基に審議を行い、審査委員全員一致で平均得点上位3名を若手奨励賞受賞者とすることが決定いたしました。受賞者の皆さんには、表彰状と、副賞として Apple 社製 iPod nano、10万円相当の国際学会渡航補助の権利が授与されました。壇上で月原学会長より表彰状と副賞を手渡された受賞者の皆さんの晴々しい笑顔が印象的でした。
若手奨励賞の表彰に先立ち、山縣年会長(熊大薬)より、以下の10名のポスター賞受賞者の発表が行われました。
【ポスター賞受賞者の皆さん】
- 1P-002 伊吹 達也(阪大・生命)
- 1P-003 菅 倫寛(阪大・蛋白研)
- 1P-008 関山 直孝(京大・工)
- 1P-073 中根 修平(阪大・理)
- 1P-097 南 慎太朗(名大・工)
- 1P-106 金 志勲(東京農工大)
- 2P-057 澤田 賢吾(名大・工)
- 2P-079 宮田 将徳(熊大・薬)
- 2P-132 成松 翔伍(阪大・薬)
- 2P-134 渡辺 光(阪大・薬)
学生会員を対象とするポスター賞には99名の応募がありました。年会会場で、事前に提出していただいた pdf ファイルを基に、応募者全員に1分間のフラッシュトークを行っていただきました。フラッシュトークと、ポスター会場での発表の双方を基に、25名の審査委員による厳正な採点が行われ、各分野から合計10名の受賞者を決定しました。受賞者の皆さんには、表彰式の席上で、表彰状と Apple 社製 PSSJ のロゴ入り iPod nano が送られました。あいにく、会場に居られなかった受賞者の皆さんには、後日、表彰状と副賞が送られる予定です。
若手賞受賞者の皆さん、本当におめでとうございました。表彰式では、司会進行役を勤められた養王田理事の研究室に所属する院生2人(中川さん、石田さん)が授賞式の手伝いをしてくださりました。ありがとうございます。
蛋白質科学会若手賞は、来年度に予定されている第10回札幌年会(田中勲年会長)でも引き続き行われることが理事会・総会で承認されています。次回年会でも若手賞に奮ってご応募下さい。
(日本蛋白質科学会若手育成担当理事)