一般社団法人日本蛋白質科学会

日本蛋白質科学会は蛋白質に関する科学研究を推進します

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ホーム 日本蛋白質科学会ニュースレター Vol. 25 No. 9

2025 Korea-Japan Joint Conference on Protein Scienceの開催報告

日本蛋白質科学会ニュースレター Vol. 25, No. 9 (2025) 発行日 2025年11月12日

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金村 進吾(東北大学)、喜多 俊介(北海道大学)

本会のポスター
本会のポスター

2025年6月20日(金)から22日(日)、姫路市のアクリエひめじにて2025 Korea-Japan Joint Conference on Protein Scienceと題してKorean Society for Protein Science (KSPS) 2025, Institute for Protein Research (IPR) Seminar, NEXUS-BINDS Symposiumを合同開催しました。昨年度から始まった本会では、国際的に第一線で活躍されている22名の先生方にご講演いただきました。アカデミアのみならず企業からの参加者も多く、約210名が集う大変活気に満ちた国際会議となりました。本会を通じて、日韓をはじめとする国際的な研究交流がさらに深まり、次世代のタンパク質科学を切り拓く貴重な機会となりました。

本会の団体写真
本会の団体写真

本会は、第25回日本蛋白質科学会年会(PSSJ 2025)の最終日のPS–APPA–KSPS–PSSJ Joint Workshop: Protein Science from Classical to Latest Approachesから始まり、Young-Ho Lee先生(韓国・KBSI)によるOpening Remarksで開会されました。その後、KSPSからPET分解酵素研究の第一人者でありKSPS会長でもあるKyung-Jin Kim先生(韓国・慶北大学)、Protein Society(PS)からパーキンソン病におけるαシヌクレイン凝集とその阻害機構研究についてJean Baum先生(米国・ラトガース大学)、Asia Pacific Protein Association(APPA)から緑膿菌の休眠酵素研究についてAPPA会長のKurt Krause先生(ニュージーランド・オタゴ大学)、PSSJからシトクロムの構造基盤研究について大阪大学蛋白質研究所所長兼PDBj代表である栗栖源嗣先生(大阪大学)にご講演いただきました。本ワークショップは、本会の初日を飾るにふさわしく、各組織を代表する研究者による講演を通じて、タンパク質科学の多様な発展と未来への展望を示す意義深いセッションとなりました。

  • Young-Ho Lee先生(韓国・KBSI)によるOpening Remarks
    Young-Ho Lee先生(韓国・KBSI)によるOpening Remarks
  • Kurt Krause先生(ニュージーランド・オタゴ大学)のご講演
    Kurt Krause先生(ニュージーランド・オタゴ大学)のご講演
  • Kyung-Jin Kim先生(韓国・慶北大学)のご講演
    Kyung-Jin Kim先生(韓国・慶北大学)のご講演
  • 栗栖源嗣先生(大阪大学)のご講演
    栗栖源嗣先生(大阪大学)のご講演
  • Jean Baum先生(米国・ラトガース大学)のご講演
    Jean Baum先生(米国・ラトガース大学)のご講演
  • 本セッションの集合写真
    本セッションの集合写真

翌日の2日目は、栗栖源嗣先生(大阪大学)によるWelcome Speech、PSSJ 2025の年会長である井上豪先生(大阪大学)によるOpening Remarks、Young-Ho Lee先生(韓国・KBSI)による本会の趣旨と内容に関するイントロダクションで始まりました。初めのセッション「Frontiers in Cutting-Edge Technology and Computational Science」では、最先端のバイオ技術の紹介があり、ホロトモグラフィーによるラベルフリー3DイメージングについてYongKeun Park先生(韓国・KAIST)、X 線自由電子レーザーを用いたシリアルフェムト秒結晶構造解析について南後恵理子先生(東北大学)、バイオ分子コンデンセートのネットワーク構造と相互作用原理についてJeong-Mo Choi先生(韓国・釜山大学)、計算科学によるタンパク質設計について小杉貴洋先生(分子科学研究所)にご講演いただきました。日本電子(JEOL)によるランチョンセミナーも行われ、クライオ電子顕微鏡に関する最新知見について横山武司先生(東北大学)、細木直樹先生(JEOL)にご紹介いただき大盛況でした。午後からはポスターセッションがあり、学生、研究員、先生方から36演題が発表されました。国内外問わず学生から先生方を交え活発な議論が見受けられ非常に有意義なセッションとなりました。次のセッション「Advances in Protein Misfolding Disorders and Antibody Development」では、タンパク質の異常構造や凝集に関連する疾患メカニズムや抗体創薬研究の紹介があり、化学的手法を駆使して認知症の多面的病態を解明するMi Hee Lim先生(韓国・KAIST)、アミロイド線維を用いて疾患メカニズムを解明する田中元雅先生(理化学研究所)、抗体薬物複合体の開発に取り組むSang Gyu Park先生(韓国・亜洲大学)、抗体とアミロイド線維の相互作用を研究する加藤晃一先生(分子科学研究所)にご講演いただきました。Banquetは、KSPS会長のKyung-Jin Kim先生(韓国・慶北大学)、Jean Baum先生(米国・ラトガース大学)による乾杯スピーチに始まり、日韓の親睦を深めながらおいしい料理とともに活発な交流が行われ、二次会にも多くの参加者が集いました。

  • 栗栖源嗣先生(大阪大学)によるWelcome Speech
    栗栖源嗣先生(大阪大学)によるWelcome Speech
  • Young-Ho Lee先生(韓国・KBSI)によるイントロダクション
    Young-Ho Lee先生(韓国・KBSI)によるイントロダクション
  • 井上豪先生(大阪大学)によるOpening Remarks
    井上豪先生(大阪大学)によるOpening Remarks
  • YongKeun Park先生(韓国・KAIST)のご講演
    YongKeun Park先生(韓国・KAIST)のご講演
      • 南後恵理子先生(東北大学)のご講演
        南後恵理子先生(東北大学)のご講演
      • 細木直樹先生(JEOL)のランチョンセミナー
        細木直樹先生(JEOL)のランチョンセミナー
      • Jeong-Mo Choi先生(韓国・釜山大学)のご講演
        Jeong-Mo Choi先生(韓国・釜山大学)のご講演
      • ポスターセッションの様子
        ポスターセッションの様子
      • 小杉貴洋先生(分子科学研究所)のご講演
        小杉貴洋先生(分子科学研究所)のご講演
      • Mi Hee Lim先生(韓国・KAIST)のご講演
        Mi Hee Lim先生(韓国・KAIST)のご講演
      • 横山武司先生(東北大学)のランチョンセミナー
        横山武司先生(東北大学)のランチョンセミナー
      • 田中元雅先生(理化学研究所)のご講演
        田中元雅先生(理化学研究所)のご講演
      • Sang Gyu Park先生(韓国・亜洲大学)のご講演
        Sang Gyu Park 先生(韓国・亜洲大学)のご講演
      • Jean Baum先生(米国・ラトガース大学)によるBanquetでの乾杯スピーチ
        Jean Baum先生(米国・ラトガース大学)によるBanquetでの乾杯スピーチ
      • 加藤晃一先生(分子科学研究所)のご講演
        加藤晃一先生(分子科学研究所)のご講演
      • Banquetの様子
        Banquetの様子
      最終日は、韓国の構造生命科学支援ネットワークNEXUSと日本の創薬基盤プロジェクトBINDSが連携し、最先端の電子顕微鏡・X 線構造解析を通じてアカデミア創薬と国際共同研究を推進する組織NEXUS-BINDSのシンポジウムがあり、NEXUS側は、代表Kyeong Kyu Kim先生(韓国・成均館大学)、Sangho Lee先生(韓国・成均館大学)、Jae Kyung Hyun先生(韓国・成均館大学)、Sounghun Roh先生(韓国・ソウル大学)、BINDS側は、善光龍哉先生(東京大学)、反町典子先生(東京大学)、PSSJ会長の前仲勝実先生(北海道大学)、栗栖源嗣先生(大阪大学)の総勢8名の先生方に組織概要やクライオ電子顕微鏡やX線を用いた立体構造解析に関する最新知見をご紹介いただきました。また、Eric Fung Chen先生(Thermo Fisher Scientific)によるクライオ電子顕微鏡の世界的な研究動向と構造生物学および細胞生物学における300 kV ワークフローの最新展開についてご紹介いただきました。本シンポジウムを通じて、日韓の構造生命科学分野における連携とアカデミア創薬のさらなる発展への期待が一層高まりました。午後からは、日韓の新進気鋭の若手研究者によるプレゼンテーションがあり、日本側は松林英明先生(東北大学)にオプトジェネティクス技術を用いた人工細胞創出に関して、韓国側はJae-HyunPark先生(韓国・成均館大学)にケモカイン受容体CXCR1の基質認識機構についてご講演いただきました。本セッションは、若手研究者が最先端の成果を披露し、日韓双方における構造生命科学分野の将来を展望する意義深い発表の場となりました。次のセッションではポスター賞を受賞した学生、若手研究者によるプレゼンテーションが行われました。Best AwardにはJiyoung Parkさん(韓国・慶北大学)、西山健太郎さん(京都大学)、Excellent AwardにはJuhyeong Jeonさん(韓国・DGIST)、高橋大地博士(岡山大学)、Yuxi Lin博士(韓国・KBSI)、倉持円来さん(東北大学)、梅澤遥佳さん(横浜市立大学)が選ばれ、それぞれの研究について発表していただきました。いずれの発表も完成度が高く、独創的な視点と確かな実験技術に基づく質の高い研究成果が紹介されました。今後のさらなる活躍が期待されます。本会の最終セッションは、企業の研究者によるプレゼンテーションで、各社最新の技術をご紹介いただきました。マイクロ流体拡散測定法(MDS)を用いたタンパク質定量および相互作用解析技術に関して松田卓也先生(エムエステクノシステムズ)、低ヘリウム消費型NMR磁石および超高磁場マグネット技術の最新動向について山川傑先生(ブルカージャパン)に発表していただきました。また、単一分子レベルで分子量や会合状態を可視化できる質量光度測定法(Mass Photometry)の原理と応用について志波公平先生(レフェインジャパン)には発表と装置のデモをしていただきました。JEOL、ブルカージャパン、レフェインジャパンの各社には3日間にわたり企業ブースを設けていただき、講演会の合間のCoffee Breakなどを通じてアカデミアと企業間で活発な情報交換が行われました。本セッションは、企業の最新技術紹介を通じて、研究現場と産業界の連携を一層深める有意義な機会となりました。最後に、中川敦史先生(大阪大学)から閉会の挨拶があり、関係各位の多大なるご支援とご協力のもと、本会は盛大かつ円滑に全日程を無事終えることができました。
      • Kyeong Kyu Kim先生(韓国・成均館大学)のご講演
        Kyeong Kyu Kim先生(韓国・成均館大学)のご講演
      • Jae Kyung Hyun先生(韓国・成均館大学)のご講演
        Jae Kyung Hyun先生(韓国・成均館大学)のご講演
      • Sangho Lee先生(韓国・成均館大学)のご講演
        Sangho Lee先生(韓国・成均館大学)のご講演
      • Soung-hun Roh先生(韓国・ソウル大学)のご講演
        Soung-hun Roh先生(韓国・ソウル大学)のご講演
      • 善光龍哉先生(東京大学)のご講演
        善光龍哉先生(東京大学)のご講演
      • Eric Fung Chen先生(Thermo Fisher Scientific)のご講演
        Eric Fung Chen先生(Thermo Fisher Scientific)のご講演
      • 反町典子先生(東京大学)のご講演
        反町典子先生(東京大学)のご講演
      • 松林英明先生(東北大学)のご講演
        松林英明先生(東北大学)のご講演
      • 前仲勝実先生(北海道大学)のご講演
        前仲勝実先生(北海道大学)のご講演
      • Jae-Hyun Park先生(韓国・成均館大学)のご講演
        Jae-Hyun Park先生(韓国・成均館大学)のご講演
      • 栗栖源嗣先生(大阪大学)のご講演
        栗栖源嗣先生(大阪大学)のご講演
      • ポスター賞受賞者の集合写真
        ポスター賞受賞者の集合写真
      • 松田卓也先生(エムエステクノシステムズ)のご講演
        松田卓也先生(エムエステクノシステムズ)のご講演
      • 志波公平先生(レフェインジャパン)のご講演
        志波公平先生(レフェインジャパン)のご講演
      • 山川傑先生(ブルカージャパン)のご講演
        山川傑先生(ブルカージャパン)のご講演
      • 中川敦史先生(大阪大学)のClosing Remarks
        中川敦史先生(大阪大学)のClosing Remarks
      本会の運営は、井上豪先生(大阪大学)、前仲勝実先生(北海道大学)、中川敦史先生(大阪大学)、齋尾智英先生(徳島大学)、奥村正樹先生(東北大学)、Young-Ho Lee先生(韓国・KBSI)、松﨑元紀先生(徳島大学)、喜多俊介先生(北海道大学)、川越聡一郎先生(徳島大学)、町田幸大先生(兵庫県立大学)、櫻井一正先生(近畿大学)、山口祐希先生(大阪大学)、福田庸太先生(大阪大学)、Yuxi Lin博士(韓国・KBSI)の先生方、そして我々、金村、喜多により行われました。また、各研究室の学生・秘書の皆様、そして韓国側の先生方にも多大なるご協力をいただきました。さらに、スポンサーとしてご支援してくださったAMED/BINDS, Bruker Japan K.K., Ikeda Scientific Co., Ltd., IPR, JEOL Ltd., KBSI, KSPS, LSR Co., Ltd., M&S TechnoSystems Inc., Merck Ltd., NEXUS, NRF, PDBj in Korea, Protein Research Foundation, Refeyn Japan K.K., Thermo Fisher Scientific, Inc., Tomocube Inc., ZYENの各社、そして何よりご参加くださった皆様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。全世代の韓国、日本の蛋白質科学を追求する研究者が200名以上集まり、文化とサイエンスを楽しんだ会合でした!
電子メール版ニュースレター発行
E-mail: jimu@pssj.jp, URL: https://www.pssj.jp
編集責任者:
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