蛋白質科学会若手の会代表 京都産業大学 二宮優季
2025年6月17日にアクリエひめじにて蛋白質科学会若手の会 第5回研究交流会を開催いたしました。昨年度に続いて年会前日に現地にて開催した本会には、修士課程、博士課程の学生はもちろん学部生や研究員、教員といった様々な年代・所属・研究分野の若手研究者の方々にご参加いただきました。スタッフを含む計68名の若手研究者にご参加いただき、非常に活気あふれる交流会となりました。
今回も昨年度のように招待講演、ポスターセッションを行ったのち、フリーディスカッションの時間を設けました。
招待講演では、昨年度の若手奨励賞優秀賞を受賞された大阪大学工学研究科附属フューチャーイノベーションセンターの元根啓佑助教をお迎えして「逆張りのススメ」というタイトルにてご講演いただきました。
元根先生がこれまで歩まれてきたキャリアの軌跡や、現在進めておられる研究についてわかりやすくお話しいただきました。ご自身の体験を通して語られる若手へのアドバイスは非常に心強く、これから研究の道を進む学生や若手研究者にとって、非常に実りの多い内容であり、多くの気づきや学びを得る機会となりました。
ポスターセッションでは、参加者同士の交流を促すために14組の班に分かれていただき、簡単な自己紹介をしていただいた後、ポスター発表を行っていただきました。どの班においても親睦を深めつつ、活発な議論が繰り広げられており、研究に対する参加者たちの熱量を感じられるセッションとなりました。
フリーディスカッションの時間では、今年は例年よりも短い時間になってしまったのにも関わらず、熱心な議論が繰り広げられました。他の班の気になったポスター発表を聞きながら研究に関するお話に花を咲かせたり、専門分野を超えた意見交換を通じて研究に対する新たなインスピレーションを得たりなど、各々が充実した時間を過ごしていただけました。
参加後に集計したアンケートでは、たくさんの回答者の方に企画に関して満足したとお答えいただきました。本会が若手研究者の皆様にとってキャリアデザインや共同研究への架け橋となりましたら幸いです。来年も継続して研究交流会を開催し、未来ある若手蛋白質科学研究者の皆様に交流の機会を提供したいと考えております。
本交流会では、徳島大・齋尾先生、東北大・南後先生、福田さん、兵庫県立大・東田さん、松浦さん、豊島さん、大阪大・山口さん、福田さん、松田さん、岡田さん、古田さん、山本さん、崔さん、東京大・田中さん、淺野さん、伊藤さん、北海道大・露木さん、野間井さん、梁井さん、飯塚さん、Science Tokyo・池田さん、小関さん、田川さん、筑波大・狩野さん、吉田さん、奈良先端大・中村さん、千葉大・伊藤さん、京都産業大・中西さん、二宮が運営を務めました。このような場を設けてくださった年会長の井上先生と共に運営を務めてくださった皆様、そして何よりも参加してくださった皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。