田中 達基(東京大学 大学院理学系研究科 博士後期課程1年)
6月14日、第一回蛋白質科学会若手の会研究交流会をオンラインにて開催しました。本交流会は2019年に細胞生物学会と合同で開催した若手交流会以来であり、蛋白質科学会が単独で開催した初めての若手交流会となります。本会にはスタッフ含め62名の方に参加していただき、うち31名の方にポスター発表を行っていただきました。また、修士課程・博士課程の学生に加え、博士研究員や教員、企業研究員の方まで幅広い方々に参加していただけました。
本会は「自身の研究を分かり易くアピールすること」「コロナ禍における私たちのキャリアを考える」をテーマに、招待講演、ポスター発表、テーブルディスカッションの三つの企画を行った他、閉会後には自由懇親会を設けました。
招待講演では前年度若手奨励賞優秀賞を受賞された金沢大の荒磯裕平先生をお招きし、ご自身の研究について、またご自身の進路選択について講演していただきました。また荒磯先生はディスカッションや懇親会にも積極的に参加され、若手研究者にとって大きな刺激となってくださいました。
ポスター発表は6人程度の班内で行ったのち、興味深かった演題を代表者が全体に向けて1分で PR しました。テーブルディスカッションでは班内で博士進学やその後の進路選択について話し合い、生まれた気づきや疑問を発表し荒磯先生や若手担当の姚先生にコメントをいただきました。ほとんどの学会がオンラインとなり外部の研究者と自由にディスカッションするハードルが高くなっている中、若手研究者の方々にとってよい機会を提供できたと考えています。
閉会後の自由懇親会に関しても多くの方々が時間いっぱいまで参加し親睦を深めており、参加後アンケートではとても満足したとの評価を多くいただきました。
来年度以降も継続して交流会を開催し、若手研究者間の交流を促進したいと考えています。