⽇本蛋⽩質科学会の若⼿賞の表彰は、蛋⽩質科学にかかわる若⼿研究者を奨励する事を⽬的とし、2008年度からポスター賞と若⼿奨励賞の表彰をしています。書類選考により奨励賞を選び、その受賞者の講演を審査することにより奨励賞優秀賞の受賞者を決定しています。
平成30年6⽉26⽇〜6⽉28⽇に朱鷺メッセ(新潟市)において開催された第18回⽇本蛋⽩質科学会年会(城所俊⼀年会⻑)の受賞者のお名前と授賞式の模様をお伝えします。
若手奨励賞優秀賞3名
- 2SA-1 野澤 佳世(早稲⽥⼤学)
題⽬:メディエーターの結晶構造から明らかになってきた転写開始のメカニズム - 2SA-5 森 貴治(理化学研究所)
題⽬:⼤規模⽣体分⼦系に対するクライオ電顕フィッティングシミュレーションの⾼速化と応⽤ - 2SA-8 奥⽥ 傑(⼤阪⼤学)
題⽬:7つの精製蛋⽩質によって再構成されたリポ多糖の膜間輸送
若手奨励賞8名
- 2SA-1 野澤 佳世(早稲⽥⼤学)
題⽬:メディエーターの結晶構造から明らかになってきた転写開始のメカニズム - 2SA-2 篠原 雄太(理化学研究所)
題⽬:哺乳類概⽇時計における温度補償されたリン酸化反応の設計原理 - 2SA-3 井澤 俊明(ミュンヘン⼤学)
題⽬:Vms1 is a cytosolic CAT-tailing antagonist to prevent aggregation of mitochondrial proteins - 2SA-4 ⽶原 涼(⼤阪⼤学)
題⽬:リソソームにおける mTORC1 活性化の⾜場を提供する Ragulator-Rag GTPase 複合体の構造基盤 - 2SA-5 森 貴治(理化学研究所)
題⽬:⼤規模⽣体分⼦系に対するクライオ電顕フィッティングシミュレーションの⾼速化と応⽤ - 2SA-6 平賀 健太郎(東京農⼯⼤学)
題⽬:A designed L-lactate dehydrogenase derived from L-lactate oxidase by engineering of oxygen accessible channel - 2SA-7 吉村 優⼀(オーフス⼤学)
題⽬:MOAG-4 promotes the aggregation of α-synuclein by competing with self-protective electrostatic interactions - 2SA-8 奥⽥ 傑(⼤阪⼤学)
題⽬:7つの精製蛋⽩質によって再構成されたリポ多糖の膜間輸送
若⼿奨励賞には本年は32名の応募者があり、事前の書⾯審査により8名が受賞者として選考されました。奨励賞受賞者の皆さんには、⼤会2⽇⽬(6⽉27⽇)の午前中に開催された若⼿奨励賞シンポジウムにおいて、15分の招待講演を英語で⾏っていただき、厳正な会場審査が⾏われました。その後、会⻑を審査委員⻑とする審査委員会において、3名の優秀賞受賞者を決定いたしました。
若⼿奨励賞の発表および表彰式は、年会2⽇⽬の懇親会会場にて⾏われました。多くの懇親会参加者が⾒守る中、上記の3名の若⼿奨励賞優秀賞受賞者が発表され、会⻑から表彰状が授与されました。若⼿奨励賞優秀賞受賞者には、副賞として記念楯と来年の Protein Society に参加するための渡航費が贈られる予定です。
ポスター賞11名
若手奨励賞の表彰に先立ち、ポスター賞受賞者の発表が行われました(ポスター番号順)。
- 1P-004 郡 聡実(横浜市⽴⼤学)
- 1P-010 Ganasen Menega(兵庫県⽴⼤学)
- 1P-055 河出 来時(東京⼤学)
- 1P-074 妹尾 暁暢(東京⼤学)
- 1P-078 吉⽥ 浩平(東京⼤学)
- 1P-090 平⼭ 千尋(東北⼤学)
- 1P-096 尾⼭ 博章(⼤阪⼤学)
- 1P-123 志賀 翔多(⼭形⼤学)
- 1P-125 渋江 怜(早稲⽥⼤学)
- 2P-015 藤⼭ 敬介(⿃取⼤学)
- 2P-086 ⾼瀬 安迪(奈良先端科学技術⼤学院⼤学)
学⽣会員を対象とするポスター賞には129名の応募がありました。応募者全員による1分間のフラッシュトークと、ポスター会場での発表の双⽅を基に、審査委員による厳正な採点が⾏われ、各分野から上記11名の受賞者を決定しました。受賞者の皆さんには、表彰状が授与されました。