日本蛋白質科学会の若手賞の表彰は、蛋白質科学にかかわる若手研究者を奨励する事を目的とし、2008年度からポスター賞と若手奨励賞の表彰をしています。平成26年6月25〜27日にワークピア横浜において開催された第14回日本蛋白質科学会年会(佐藤衛年会長)の受賞者を決定いたしましたので、受賞者のお名前と授賞式の模様をお伝えします。
なお、若手賞の発表および表彰式は、年会2日目の懇親会会場にて行われました。
若手奨励賞2名
約230名の懇親会参加者が見守る中、以下の2名の若手奨励賞受賞者が発表されました。
- 題目:電位依存性プロトンチャネル(VSOP)の静的状態の結晶構造から考察する膜電位センサーの動作原理
2SA-07 竹下 浩平(阪大・蛋白研) - 題目:NMR によって明らかにするトリガーファクターシャペロンの分子機構
2SA-10 斉尾 智英(Rutgers University)
若手奨励賞には本年は16名の応募者があり、事前の書面審査により10名が招待講演者として選考されました。招待講演者の皆さんには、6月26日の午前中に開催された若手奨励賞シンポジウムにおいて、15分の招待講演を行っていただき、厳正な会場審査が行われ、上記2名を受賞者とすることが決定いたしました。受賞者の2人には、会長から表彰状が授与されました。またクリスタル製の記念楯などの副賞が贈られる予定です。
ポスター賞12名
若手奨励賞の表彰に先立ち、以下の12名のポスター賞受賞者の発表が行われました(ポスター番号順)。
- 1P-004 阿松 翔(阪大・微研・感染細胞生物学)
- 1P-009 西川 亮汰(横国・院工)
- 1P-050 小室 靖明(中央大・物理)
- 1P-078 小佐野 由貴(東工大・生命理工)
- 1P-080 松澤 淳(東大・生物工学セ)
- 1P-091 白濱 亮(東工大・生命理工)
- 1P-102 豊田 修平(横浜国大・院工)
- 2P-004 森田 純子(東大・理・生化)
- 2P-012 平林 佳(阪大・院理・生物)
- 2P-090 寺岡 佳晃(大府大・院・生命環境)
- 2P-117 中辻 匡俊(大府大・院・生命環境)
- 2P-125 岡西 広樹(阪大・院理)
学生会員を対象とするポスター賞には95名の応募がありました。年会会場で、事前に提出していただいたプレゼンテーションファイルを基に、応募者全員に2分間のフラッシュトークを行っていただきました。フラッシュトークと、ポスター会場での発表の双方を基に、25名の審査委員による厳正な採点が行われ、各分野から合計12名の受賞者を決定しました。受賞者の皆さんには、表彰状と記念楯(後日送付)が授与されました。