2001年4月1日に、日本蛋白質科学会が誕生いたしました。
ニュースレター第1号を、会員の皆様にお届けいたします。
日本蛋白質科学会の発足に当たって
日本蛋白質科学会は2001年4月1日に発足いたしました。日本蛋白工学会、蛋白質構造討論会、蛋白質立体構造構築原理研究会が母体となって新世紀の今年、新しい学会として蛋白質科学の学会が発足できたことは、この分野が生命科学の中核として注目されるようになっている現在、タイミングも大変よかったと思います。
母体となった団体のなかで日本蛋白工学会が日本学術会議に登録された学会組織を持っていましたので、日本蛋白工学会の改組改名という形で学術会議に届け出て、新しく日本蛋白質科学会がスタートしました。蛋白工学会会長の大島泰郎博士が学術会議への届出手続の労を執って下さいました。手続きとしてはこのような次第でしたが、実際には全く新しい学会が誕生したと受け取っていただいてよいと思います。新学会は6月1日〜3日に大阪で開かれる第一回年会のときに内外に向けて発足を紹介するということになります。
役員を決めるための理事と次期会長の選挙はこの9月に行いますが、発足時の新学会の体制は準備委員会で別に記されたように決めました。理事は準備委員会のメンバーに研究分野などを考慮して6名を加えて31名としました。また、学会事務は日本学会事務センター大阪事務所に委託することにいたしました。この体制については第一回年会のときに聞かれる総会のときに会員の皆様のご承諾を得ることになっております。また第一回年会会期中に理事会も聞かれ、早速、役員選挙、Protein Society との関係、構造ゲノム科学やプロテオーム研究の推進についての話し合いが行われることになっております。
第一回の年会は6月1日〜3日に大阪で月原冨武委員長のもと聞かれますが、本学会の発足に関する行事も兼ねて行われますので多数のご参加を期待しております。ここに本学会の発足に当たり、蛋白質科学の領域の発展に本学会が充分に役立ちますよう皆様のご協力をお願いしたいと存じます。
2001年5月14日
会長 三浦 謹一郎
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