日本医療研究開発機構（AMED）が実施する「生命科学・創薬研究支援基盤事業（BINDS）」では、ライフサイエンス・創薬研究を、より一層強力に推進することを目的として、オンライン公開講座を開設しています。これはAMED-BINDSに参画する世界の第一線で活躍する研究者が自身の研究を詳しく紹介するもので、開設以来、多くの研究者等の参加をいただき、好評を博しております。
第7回公開講座では、大阪大学大学院生命機能研究科・日本電子YOKOGUSHI協働研究所の難波啓一特任教授と京都大学大学院薬学研究科の竹本佳司教授を講師としてお迎えして公開講座を開催します。
難波特任教授には、今や構造生命科学の基盤技術として極めて強力なツールとなったクライオ電子顕微鏡法の、最先端技術の例を中心に、また竹本教授には、創薬研究における有機合成でも特にSDGｓにも配慮したグリーンケミストリーの概念の下に展開される、有機分子触媒の独自設計とその低・中分子医薬合成への応用例までお話いただきます。「トップランナーが語る研究の未来」、本公開講座が、皆様の研究の今後のさらなる発展の一助になることを期待し多くの皆様のご参加をお待ちしております。（参加登録された方限定に、録画配信を予定しています。）

【会期】
2025年10月17日（金）16：00～19：00

【会場】
オンライン

【ご講演】
1.大阪大学　難波啓一先生　
「生命の基盤を可視化して医学・創薬に貢献するクライオ電子顕微鏡」
難波先生は、クライオ電子顕微鏡を駆使し、生命分子や分子ナノマシンの構造と仕組みを原子レベルで解き明かす、構造生物学を牽引し続けるトップランナーです。

2.京都大学　竹本佳司先生
「低・中分子創薬に使えるグリーン触媒研究」
竹本先生は、独自の「Takemoto触媒」をはじめ有機触媒や不⻫合成において革新的な研究を展開し、医薬品や機能性分子の新たな可能性を広げ続ける有機化学のトップランナーです。

【世話人】
東京大学　西山真先生

【イベント詳細・参加申込】
https://www.binds.jp/files/Information/pdf/d8fbb2e1f47c243951c538450d7f497a.pdf

【お問い合わせ先】
生命科学・創薬研究支援基盤事業
創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム（BINDS）
BINDS司令塔・調整機能活動サポート班
Email:assist”at”binds.jp（“at”部分は@に置き換えてください）