Matt Chu氏は、米国カリフォルニア州サウスサンフランシスコにあるアステラスの癌細胞治療ユニット「Xyphos」にて、タンパク質工学部門の責任者を務めています。彼は、タンパク質工学機能を構築し、設計・発見・生産・分析の能力を駆使して、癌細胞治療および腫瘍微小環境プログラムを推進・支援しています。また、筑波の生物工学部門、CMC研究、アステラス遺伝子治療、デジタルトランスフォーメーション、AI創薬および生物学研究など、多くのアステラスグループとの協力も促進しています。Xyphosのリーダーシップチームの一員として、サウスサンフランシスコの科学と文化の形成にも貢献しています。
アステラスに入社する前は、Tizona TherapeuticsおよびPfizerに勤務し、それぞれの会社でタンパク質科学チームを率い、抗体/サイトカインプログラムのCMCサポート/IND申請に貢献しました。Chu氏は、スタンフォード大学で構造生物学の博士研究を修了し、その後スタンフォードのスピンオフ企業であるConfometRxに参加し、GPCR研究に取り組みました。彼は、英国マンチェスター大学で博士号を取得し、香港中文大学で修士号および学士号を取得しました。
今回の講演では、Chu氏が英国、米国から日本までの科学の旅路を辿り、キナーゼ、Gタンパク質共役受容体(GPCR)、サイトカイン、およびキメラ抗原受容体-T(CAR-T)細胞に関する彼の研究についてご紹介します。
詳細については、以下のURLをご参照ください。
URL: https://nusr.nagoya-u.ac.jp/ASBiM/?page_id=1351%2F#seminar-20240726