2017年にノーベル化学賞がCryo-EMの研究者に授与されてからCryo-EMはライフサイエンスにおいては完全にgame changer の一翼を担うようになった。PDBへの登録数でも、ここ数年以内にX線を追い抜く勢いで、この波は製薬企業にも押し寄せている。いかに生体内に存在する状態の構造をとらえ、それに対してのSBDDが求められる時代である。創薬においてもCryo-EMと他の技術の連携は必須で、同じデータが取得できても、それらの技術の連携により、より正確な構造へと格上げされていく時代である。今回は、その見地より講演会を企画した。皆様のお役にたてれば幸いである。
主催:CBI研究機構量子構造生命科学研究所、中性子産業利用推進協議会 、総合科学研究機構(CROSS)
共催:茨城県中性子利用研究会
協賛:J-PARC MLF利用者懇談会
1.開催日時: 2024年2月16日(金)13:00~17:00
2.開催方法: ZOOM によるオンライン開催
3.参加費 : 無料
4.プログラム
13:00-13:05 開会挨拶、開催趣旨説明
CBI 研究機構量子アカデミア構造生命科学研究所長/中性子産業利用推進協議会 生物・生体材料研究会主査 上村みどり
司会 玉田太郎
13:05-13:50 「中外製薬におけるCryo-EMとタンパク質科学領域技術との統合研究」
鳥澤拓也(中外製薬、研究本部、タンパク質科学研究部)
13:50-14:35 「Cryo-EMとX線・中性子溶液散乱と計算科学のwet-dry融合」
杉山正明(京都大学、複合原子力科学研究所)
14:35―14:45 休憩
司会:上村みどり
14:45-15:15 「Cryo-EM in Pharma」
Wim Zhong(Thermofisher Scientifics)
15:15-15:45「Cryo-EM hardwear update for Pharma」
松本 崇 (Rigaku)
15:45-16:30 「Cryo-EM and Informatics integration in Pharma」
Kim Hanseong (Managing Director, Baobab AiBIO)
16:30-16:35 閉会の辞
CROSS/横浜市大 佐藤 衛
6.申込方法:以下の申込フォームからお申込み下さい。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdjKDfuaR9DmwwzQxD0BF9NFFWSDPcQan1sBbMXatruuPe5jw/viewform
ご入力いただいたメールアドレスに確認のメールが自動送信されます。返信が確認できない場合、あるいは、上記申込フォームが利用できない場合には、ご所属、お名前、E-mailアドレスを本文に記して、下記の中性子産業利用推進協議会E-mailでお申込み下さい。Zoom接続URLは2月8日頃お知らせします。
7.参加申込締切:2024年2月7日(水)
<問合せ先>中性子産業利用推進協議会
〒319-1106 茨城県東海村白方162-1 いばらき量子ビーム研究センター
TEL:029-352-3934 FAX:029-352-3935 E-mail: info@j-neutron.com