2023年度第2回iBIX研究会 「中性子結晶構造解析の新しい挑戦:中性子とX線で迫る集合組織」のご案内

2023年度第2回iBIX研究会
「中性子結晶構造解析の新しい挑戦:中性子とX線で迫る集合組織」

主  催:茨城県中性子利用研究会、一般財団法人総合科学研究機構(CROSS)
共  催:中性子産業利用推進協議会、J-PARC MLF利用者懇談会
開催日時:2023年12月8日(金) 13:00〜16:10
開催方法:ハイブリット開催
現地会場:AYA’S LABORATORY量子ビーム研究センター B101会議室
(〒319-1106 茨城県那珂郡東海村白方162-1)
参加費 :無料

趣  旨:
  J-PARCの物質・生命科学実験施設(MLF)に設置されたiBIXは、タンパク質および合成高分子繊維の単結晶構造解析に特化して開発が進められてきた中性子回折計です。(一財)総合科学研究機構(CROSS)では、このようなiBIXの特性を継承しつつ、新たな結晶材料の構造解析に取り組んでいます。
現代社会は、金属、半導体、樹脂、および医薬品など様々な結晶材料に支えられていますが、その多くは単結晶ではなく、異なる組成・相・方位の単結晶の集合体(多結晶体)です。したがって、結晶材料の機械的、物理的、化学的性質を理解するためには、結晶構造(格子定数、原子位置、分子構造)だけではなく、それらの集合構造(結晶配向分布、組成分布)も正確に捉える必要があります。
  以上のような観点から、今回のiBIX研究会は「中性子結晶構造解析の新しい挑戦:中性子とX線で迫る集合組織」と題し、回折現象を利用して集合組織の構造解明に挑まれている先生方をお招きし、多岐にわたる分析技術と最先端の研究成果ついてご講演いただきます。皆さまのご参加をお待ちしています。

プログラム:
13:00~13:05 はじめに 佐藤 衛(CROSS/横浜市立大学)
13:05~13:25 「iBIXの材料分析への利用可能性と展望」
坂倉 輝俊(CROSS)
13:25~14:00 「TOF型中性子回折による集合組織測定の基本原理」
小貫 祐介(東京電機大学)
14:00~14:35 「中性子ブラッグエッジ/ブラッグディップイメージング」
佐藤 博隆(北海道大学)
休憩10分
14:45~15:20 「3D orientation mapping by scanning X-ray diffraction microscopy」
Jaemyung Kim(RIKEN SPring-8 Center)
15:20~16:05 「SENJUにおける3DND解析」
鬼柳 亮嗣(日本原子力研究開発機構)
16:05~16:10 おわりに 杉山 晴紀(CROSS)

<参加申込み>
参加ご希望の方は、下記申込フォームから12月5日(火)までにお申し込み下さい。
https://forms.gle/gRPSBUrnw3oJyBJ5A
入力いただいたメールアドレスに申込み確認のメールが自動送信されます。申込みフォームから申込みできない場合は、研究会事務局(E-mail: workshop@cross.or.jp)に(1)名前、(2)所属、(3)参加方法(現地/オンライン)をご記入の上、E-mailにてお申込み下さい。
申込まれた方には、開催前にZoom 接続情報をメールでお知らせします。